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2008/04/22
平成20年度 入学式 式辞
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| by:
新井田大
式辞
厳しい冬が去り、至る所に命が輝き、陽光満ちあふれる本日、多くのご来賓と保護者のご臨席を仰ぎ、平成20年度福島県立福島高等学校入学式を挙行できますことは、まことに光栄であります。
新入生の皆さん、県立福島高校への入学おめでとうございます。
厳しい試練を自らの力で乗り越えてきた皆さんの胸の中は、今から始まる本校での生活に対する期待と夢で一杯になっていることと思います。本校は皆さんの期待に応え、夢の実現に熱い支援を送ることを約束します。
保護者の皆様、晴れがましくも凛としたお子様の姿に、感激一入と拝察いたします。前途有為なお子様をお預かりしました以上は、私たち教職員一同、その果たすべき責務と義務の重さを自覚して、最善を尽くします。
さて、新入生の皆さん、本校は今年度創立110周年を迎えます。一世紀を超える歴史と伝統の中で、本校で学んだ先輩諸氏は自由闊達な校風のもと、自主・自律の強い気持ちに満ちた学校を創り上げてきました。また、互いの人格を尊び、しっかりとした自覚を持って行動することへの価値を最大限大切にしてきました。
新入生の皆さんには、このような校風の中で、自律的に、創造的に高校生活を送ることができる幸せをしっかりと噛みしめ、質の高い楽しさを密度濃く体験して欲しいと願っています。
入学式にあたり、新入生の皆さんに二つ話をします。
一つは、「動の時間」と「静の時間」を自らに共存させよ、ということです。「動」とは、つまり「行動的である」こと、「アクティブである」ことです。それは、知力の限りを尽くして切磋琢磨し、持っている素質を高い能力にまで高める努力を怠らない、ということです。また、体力の限りを尽くして力と技を競い合う、ということです。そこに青春のほとばしりがきらめき、輝きを放ちます。
「静」とは、つまり「静かである」こと、「スタティックである」ことです。それは、自分の気持ちを内面に向けて、客観的に冷静に自分を見つめるということです。自分は「なにもの」であるか、「なにもの」になろうとしているのか、を考えるということです。「静かに見つめ、考える」という「思索の大切さ」を見落としてはいけません。
この「動」と「静」の「共存」を成し遂げようと努力することが、皆さんを心身共に大きく成長させる基盤となります。
ふたつ目は、「梅章の教え」です。本校の校章は「梅花」、つまり梅の花です。「徽章は薫りのいみじき梅花、氷霜凌げる操は潔し」と校歌にも歌わます。梅の花は、厳寒風雪によく耐え、百花に先駆けて見事に咲き、抜きんでて品格のある姿は、他のどのような花も遠く及ばない、とされています。また、梅の果実は薬用として、古から人々に尊ばれてきました。
この梅の花と果実の「梅章の教え」は、「清らかであれ」、「妥協することなく真剣に学業に諸活動に励む生徒であれ」、「やがて社会の役に立てる存在となる優れた生徒であれ」という、本校教育の不易の真髄を示しています。
「梅章の教え」を、皆さんは今日しっかりと心に刻み、3年間のスタートとして下さい。素質に秀でた皆さんは、入学時に抱いた夢を実現し、将来必ず他者の役に立てる存在となっていくはずです。
最後に、ご臨席のご来賓と、保護者と本校教職員のすべてが、平成20年度入学生を心より祝福し、式辞とします。
平成20年4月8日
福島県立福島高等学校長 新井田 大
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