5月9日(水)放課後、福島高校と地球深部探査船「ちきゅう」が、インターネットを使ったTV中継を行いました。

探査船「ちきゅう」は、現在、東北地方太平洋沖地震の震源域断層調査を実施中です。(http://www.jamstec.go.jp/chikyu/exp343/j/)
その「ちきゅう」と福島高校をネット回線でつなぎ、Skype(インターネットを利用したTV電話)で中継を行いました。「ちきゅう」アウトリーチ担当の久利美和先生(東北大学)が、船中の研究者・技術者に取材をされ、それを元に今回の調査の概要や、研究者や船内のようすを伝えてくださいました。参加したのは、SS部の生徒など1~3年生あわせて約46名、校長先生はじめ教員8名でした。

はじめに、久利先生から、海底のボーリング(掘削)調査についてのご説明があり、つづいて船内の計測器、研究室・研究者のご紹介がありました。計測器のうち最初に画面に登場したのは、病院などにある大型のCTスキャン。掘削で取り出されたばかりの円柱状の岩石サンプルを、X線を使って断層撮影するためのものだそうです。続いて、研究者のみなさんの国際性豊かなこと。生徒たちは改めて語学の大切さを感じたようでした。
いよいよ質疑応答。「待ってました!」とばかりに、次々とたくさんの質問が寄せられたのですが、船の回線には限りがあります。中継時間を度々延長して頂き、質問にお答えいただきました。
最後は、船外から夕空をバックに掘削櫓の中継です。櫓は130mもあり、ここでパイプを繰り返し継ぎ足して海底の掘削するのですが、安全確保のため立ち入りできるのは、関係する技術者に限っているということでした。

予定の15分はあっという間に過ぎ、中継は何と3倍近い時間になってしまいました。
福島高校でのSkypeの中継ははじめてで、うまくいくのか心配だったのですが、画面からは「ちきゅう」の調査の雰囲気があふれだし、皆口々に「楽しかった」「面白かった」「時間があっという間だった」という感想でした。
福島県民はもちろん、国中の人々の生活を一変させるほどの大地震。この地震がどのようにおきたのか明らかにしようとする探査船「ちきゅう」の姿が、とても頼もしく思えました。中継してくださった東北大学久利先生、ならびに、この中継のために限りのある回線の利用に協力していただいた「ちきゅう」のみなさんに感謝申し上げます。
なお、福島高校では久利先生に、近々出前授業をお願いする予定です。続きを隠す<<