体験入学が7月30日(金)に実施されました。体育館での全体会に続いて、各教室で体験授業、午後は希望者による部活動体験が行われました。全体会では生徒会会長、中央委員長による学校紹介、OB、OGによる福高時代の話、SSH紹介がありました。
*参加中学生662名(部活動体験参加希望生徒286名)
体験授業の様子
6月28日(月)2年生のSSH総合の授業で「科学と倫理」の講演会が行われました。講師は科学ジャーナリスト 柴田鉄治さん。2001年に著書「科学事件」を出版され,当時福島高校の夏の課題図書にもなりました。
柴田さんは元朝日新聞科学部の記者。子どもの頃は,ノーベル物理学賞の湯川秀樹にあこがれ科学者を目指したが,学生時代に新聞の影響力に惹かれ新聞社に入社されたそうです。
講演の冒頭,アポロの宇宙飛行士が月面から撮影した地球の写真を示し,「この写真から『宇宙線地球号』の言葉が生まれ,地球は小さく壊れそうだという思いが人々に生まれた」そして「科学技術はそれまでの経済発展の源泉から,環境破壊・資源浪費の元凶と,とらえ方が変わった」。蒸し暑い体育館の中での講演会でしたが,2年生は一気に柴田さんの言葉に引き込まれました。

そして語られる,水俣病,札幌医大の心臓移植,イギリスでの試験管ベビー(体外受精児)の誕生,代理母による出産など,数々の科学事件。どれも過去の出来事でありながら,今でも私たちがその対応に戸惑う出来事であり,解決に至っていない問題です。
水俣病では日本の片隅で起こった事件の実相を写真家ユージン・スミスが写真集「MINAMATA」で世界に伝えたこと,札幌医大病院の心臓移植では,当初移植の成功を礼賛していた新聞が,患者の死とともに一斉にバッシングに変わったことなど,マスメディアが事件とどう関わったかも,紹介されました。
また,柴田さんは大学で地球物理学を専攻され,南極にも1965年と,2005年の2度行かれています。「各国が基地を置いているが,どの国の領土にもしない,資源開発もしない南極」の存在に人類と科学技術の未来への希望を語り,「高校生を南極に派遣したい」と語る姿に多くの生徒が感動していました。
最後に,「科学はやれることならすべてやっていいわけではない」「人間の「欲」をどう抑えるか集団の欲、国家の欲。科学技術を制御する人間の倫理こそ人類存続のカギ」と締めくくりました。
文理の枠を超えて語る柴田さんの講演から,人類と科学,人類と地球の未来像に思いをはせた生徒たちでした。
なお,柴田さんから福高生に「国境なき大陸 南極」などの著書を寄贈戴きました。図書館でご覧ください。

6月1日(火) 1学年全員で SSH総合 フィールドワークを行いました。
地域の自然環境と人間との関わりなどを学びました。

詳細記事は
SSHのサイトをご覧下さい。
本校SSH事業のなかで、コアの活動となる「サイエンス探究クラス」の1年生の授業が5月10日から始まりました。
「サイエンス探究クラス」は科学に興味のある生徒を募って毎年結成される特別なクラスです。
今年度は、過去最高の43名の1年生が入りました。
第1回目は本校校長からの激励のことば、自己紹介、活動ガイダンスなどを行いました。
また、第2回目は、東北大学大学院生命科学研究科教授の渡辺正夫先生による特別講義に参加しました。

第1回 授業 第2回 渡辺先生による特別講義
詳細、関連記事は
本校SSHのサイト
東北大学「科学者の卵養成講座」のサイト
東北大学大学院 渡辺先生の研究室のサイト をご覧下さい。